紅茶に合わせる食べ物と言ったら、やっぱり洋菓子や洋食のイメージが強いでしょうか?和食や和菓子となると緑茶のイメージが強いですね。
ですが!今回ご紹介する紅茶のジャワは、洋菓子や洋食だけでなく和食など色んな食べ物に合わせやすい紅茶なんです。
その合わせやすさは日本で長年愛されるジャワのロングセラー商品があるほど。
そんなどんなシーンでも活躍できるポテンシャルを持ったジャワとはどんな紅茶なのか。この記事ではジャワの特徴やおすすめの飲み方をご紹介します。
ジャワ紅茶とは?
ジャワはインドネシアのジャワ島西部で生産されている紅茶です。インドネシア紅茶生産の中心になっています。
あまり知られていませんが、インドネシアは世界第4位の紅茶生産国なんですよ
どんな食事と合わせても味わいを邪魔しない風味を持っていることから、食中茶として人気があります。
またその落ち着いた風味から、ブレンド用の茶葉にもよく使用されているんですよ。
ジャワ紅茶はどんな場所で栽培されているの?
ジャワが栽培されているインドネシアのジャワ島は、人口密度世界一の島です。首都のジャカルタもジャワ島にあり、北海道の1.5倍の面積に約1億3,700万人が住んでいます。
インドネシア人口の約6割がジャワ島に住んでいるんですよ~
ジャワの茶園があるのはジャワ島の西部、標高1500m以上のなだらかで平坦な高地です。
元々火山島のジャワ島は火山性の土壌で、水はけが良く栄養も豊富。その土壌からは良質な茶葉が育てられます。
また、ジャワの生育環境はスリランカのセイロンティーと似ているので、風味も近いものがあるんですよ!
セイロンティーも飲みやすい種類がいくつかあるのでその点も共通しているのかもしれませんね
ジャワ紅茶の特徴は?
- 茶葉:赤褐色
- 味:クセ、渋味が少なくさらっとした後味
- 香り:フレッシュで穏やか
- ※水色:明るく澄んだ赤色
※水色:紅茶の抽出液の色
ジャワは全体的に落ち着いたマイルドな風味の紅茶です。
クセ、渋味が共に少なく後味もさらりとしていて香りも穏やかなので、とても飲みやすい味わいがあります。
そのシンプルな風味がどんな食事とも合わせやすく、またアレンジもしやすいので自分の好みにも合わせやすいです。
好みの飲み方やアレンジティーが出来るので色んな需要に合わせやすい紅茶なんですよ
ジャワの収穫時期・クオリティーシーズンは?
ジャワは季節問わず、1年中収穫できます。
先ほど解説したように、ジャワは栄養豊富な土壌で育っているので茶葉は良質。さらに気候変動も少なく季節ごとに品質が大きく変わることもないです。
つまりジャワは、1年中安定して良質な茶葉が収穫できる紅茶なんです。
収穫時期によって風味が変わる紅茶もありますが、ジャワはいつ収穫されたものを飲んでも大きく味が変わらないので、いつも同じ味で飲みたい常用茶にもおすすめですよ~
またその紅茶の特徴が一番強く出る時期のクオリティーシーズンがジャワにはありません。
ですがその代わり、5~11月の茶葉が特に良質とされています。いつでも良質な茶葉のジャワですが、チャンスがあればこの時期に収穫されたジャワを飲んでみてはいかが?
ジャワ紅茶のおすすめの飲み方
ジャワはどんな食事にも合わせられる紅茶であるように、ミルクティーやレモンティー、アレンジティーなどどんな飲み方にも合わせられる紅茶です。
その時の気分や自分の好みで飲み方を変えられるのもジャワの魅力ですね
ですが!
そんな選択肢の多いジャワの、中でも特におすすめしたい飲み方がアイスティーです。
おすすめの飲み方:アイスティー
なぜ数ある飲み方の中でアイスティーをおすすめするのか?その理由は2つ
- スッキリマイルドな味わいでごくごく飲みやすいから
- 濁らない澄んだアイスティーが入れられるから
まずジャワはクセも渋味も少ない紅茶。さっぱりとした飲み口でごくごく飲めるのでアイスティーとの相性もGood。
夏場は特におすすめです!冷たいアイスティーを一気にグイっと行くと爽快です!
そしてジャワはアイスティーが白く濁る「クリームダウン」が起きにくい紅茶です。
紅茶の成分のカフェインとタンニン(カテキンの一種)が冷えて結合すると、光の屈折率に影響して白く濁って見える現象。風味に大きく影響しないがざらつきを感じることもある。
ジャワはこの原因の一つであるタンニンが少ないので、白く濁りにくい澄んだアイスティーになります。
ほかの飲み方でもおいしく飲めますが、この2つの理由からアイスティーはかなりおすすめですね!
日本の紅茶飲料「ジャワティ」とは?
食中茶にぴったりなジャワは、その特徴から日本の飲料製品「シンビーノ ジャワティ ストレート」で使用されているんです。
1989年に大塚食品から発売された飲料製品。どんな食事にも合うをコンセプトに開発されたジャワ紅茶100%のテーブルドリンクで2021年現在ではレッドとホワイトが販売されている。
最近だと一部の店舗以外ではあまり見かけなくなりましたが、30年以上も続くロングセラー商品です。
「どんな食事にも合う」がコンセプトの飲料製品に選ばれるとは、それだけジャワは和洋中どんな食事でも合うということですね!
ジャワティは使っている原料が茶葉と水だけの無糖・無着色・無香料なので
- 料理やデザートと飲み物の組み合わせに困ったとき
- ヘルシーな飲み物が飲みたいとき
- 香料の強い飲み物が苦手な方
などなど・・
色んな要望に合わせやすい魅力があります。
例えば食事が和食でデザートが洋菓子なんて時もこれ一つでオールOK!総菜パンと菓子パンを一緒に食べる時にもおすすめですよ!
まとめ
- ジャワはインドネシアのジャワ島西部で生産されている紅茶
- どんな食事とも合わせやすいことから食中茶として人気がある
- ジャワ島は土壌は水はけが良く栄養も豊富で良質な茶葉が収穫できる
- クセ、渋味が共に少なく全体的にマイルドな風味で飲みやすい味わい
- 収穫は1年を通して行われ、クオリティーシーズンは無いが5~11月の茶葉が特に良質とされている
- ジャワはミルクティーやレモンティー、アレンジティーなど自分の好みの飲み方で飲める
- 特におすすめしたい飲み方はアイスティー
- 大塚食品から販売されている「シンビーノ ジャワティ ストレート」はジャワを使用している
マイルドで落ち着いた味わいのジャワ。
そのクセがなく飲みやすい風味は洋食だけでなく和食にも中華にも合わせられます。また1年を通して風味が大きく変わらず安定しているので、常用茶として飲むのもおすすめ。
色んな食事に合わせられて、さらに飲み方も自分の好みや気分で変えられるので、飲む人によって形を変えられるまさにオールラウンダーな紅茶ですね。
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