専門店や市販のミルクティーをよく飲んでいると、おうちでも入れてみよう思う方もいるのではないでしょうか?
となるとまずは材料をそろえることになりますが、ここで少し悩んでしまうことがありますね。
そう、紅茶の茶葉は何を使えば良いのか?です。
紅茶の茶葉はたくさんの種類がありその中からミルクティーに合うのはどれなのか、紅茶初心者の方は特に悩んでしまうかもしれません。
とりあえず勘で選んだ茶葉で入れてみたものの、なんだかイマイチな仕上がりになったなんてこともあるでしょう。
そこでこの記事ではミルクティーにおすすめの茶葉をご紹介します。もし自分でミルクティーを入れてみようと思っている方、選ぶ際の参考にしてみてください。
ミルクティーにおすすめの茶葉の特徴は?
ミルクティーは紅茶にミルクを合わせる飲み方のため、どうしても紅茶の風味が薄まってしまいます。
そのため「香りとコクが強く味が濃い」紅茶がミルクティーと相性が良いとされているんです。
香りや味がマイルドな紅茶だと、せっかくの紅茶の味や香りがミルクに負けてしまうんです
また「紅茶の香りがミルクと相性が良いか」も選ぶポイントになるんですよ。香りに甘みがあったり香ばしさがあったりなど、ミルクと合わせるととても良い風味になるんですよ。
とは言ってもマイルドな紅茶を絶対に使ってはダメというわけではないので、濃く抽出するなど工夫すればおいしく飲めますよ。
ちなみにティーバッグなど細かくカットされた茶葉は成分が抽出しやすいようになっているので、濃いめに入れるにはうってつけなんですよ
おすすめ茶葉その①:アッサム
アッサムはミルクティーに使われる茶葉の中では、ポピュラーな紅茶です。強い甘みと深いコクのある味わいに麦芽香を持っています。
麦芽のような香ばしく甘い香りはミルクとの相性も良く、濃厚でコクのある味はミルクを入れても強く感じられるので、しっかりしたコクのあるミルクティーが飲みたいときにおすすめします。
またアッサムはキャンブリックティーもおすすめです。
キャンブリックティーとはミルクとハチミツを入れた紅茶のことで、イギリスに昔からあるアレンジティーです
紅茶にハチミツを入れると自然な甘みと深いコクが出るので、砂糖とはまた違った味わいが楽しめます。
アッサムについて詳しくはこちら↓
おすすめ茶葉その②:ウバ
ウバは濃厚な味と爽やかな渋味にすっきりとしたメントール系の香りを持った紅茶です。さっぱりとしたフルーティーな香りも感じられるでしょう。
ウバのメントール香はほかの紅茶にはあまり見られない香りで、ウバの特徴的な香りということからウバフレーバーと呼ばれているんですよ
ウバの濃厚さと爽やかな渋味はミルクティーにしても負けることなく、メントールのすっきり爽やかなウバフレーバーのミルクティーは、ぜひとも試してみてほしい1杯です。
また、ウバはアイスティーで入れるとクリームダウンという白く濁る現象が起きやすい紅茶ですが、ミルクを入れれば見た目も気にならなくなるメリットもありますよ。
ウバについて詳しくはこちら↓
おすすめ茶葉その③:アールグレイ
アールグレイは柑橘系のベルガモットの香りが付けられたフレーバーティーの一種です。
ベルガモットの香りのするミルクティーは香りや後味がすっきりとしていて、特に夏にアイスで飲むことをおすすめします。
アールグレイは「ミルクを入れると香りが損なわれるので不向き」という声もありますが、濃いめに入れたりベルガモットの香りが強いものを選んだりすれば大丈夫ですよ!
またアールグレイはベルガモットの香りを付けるベースに様々な茶葉が使われていますが、中でもミルクティーにおすすめのベースはアッサムと後述のルフナです。
アールグレイについて詳しくはこちら↓
チャイにおすすめの茶葉は?
チャイは紅茶にミルクを注ぐタイプのミルクティーと違い、多めのミルクを入れ煮出すので基本のミルクティーよりミルクに風味が負けない紅茶の
- ルフナ
- ドアーズ
- ケニア
この3つ茶葉がおすすめです。
チャイにおすすめの茶葉ではありますが、基本のミルクティーで入れてもおいしく飲めますよ~
また上述のアッサムもチャイにおすすめです。
おすすめ茶葉その①:ルフナ
ルフナは麦芽のような香ばしい甘さにスモーキーな香りがあります。そして味にはしっかりとしたコクと甘さがあり、渋味もマイルド。
濃厚な味の反面、飲み口は落ち着いていて後味もさっぱりとしているので、意外と飲みやすい紅茶なんですよ。
ルフナは中東に多く輸出されていますが、そのほとんどがチャイで飲まれているんですよ
しっかりとした風味を持っているルフナは、ミルクを加えても風味がミルクに負けず、むしろルフナ特有の甘い香りはミルクとの相性が良く渋味も強くないので、まろやかな味わいになります。
しっかりとしたコクと香りがあるので、チャイにもうってつけです。
ルフナについて詳しくはこちら↓
おすすめ茶葉その②:ドアーズ
インドの紅茶ドアーズはクセが無くあっさりしていて口当たりも良いので、飲みやすい味わいの紅茶です。
ダージリンより香りが控えめでアッサムよりもコクがマイルドな、2つの中間のような風味も持っているんですよ
ドアーズはコクがあり水色も濃いことから、ミルクティーやチャイとの相性が良く、さらに元々の濃さに加えCTC製法※で生産されていることもあり、色や味が濃く出やすいところもミルクティー向きなんです。
インドで紅茶と言えばチャイなので、インド産のドアーズはミルクティー・チャイ向きの製法で作られた紅茶なんですね。
※インド発祥の専用の機械で茶葉をほぼ粉状にしたものを粒状に丸める製法。抽出時間が短くしっかりとした味とコクが出やすいのが特徴
ドアーズについて詳しくはこちら↓
おすすめ茶葉その③:ケニア
ケニアは全体的に風味はまろやかでクセも少なく飲みやすい紅茶です。濃厚ながら穏やかなコクとマイルドな渋味に、香りは弱くも甘さがあります。
渋味が少ないですがきちんとコクのある紅茶なので、ミルクを入れても風味が負けずまろやかなミルクティーが味わえます。
飲みやすいミルクティーになるので、紅茶初心者の方や紅茶が苦手な方は試しにケニアで飲んでみるのもおすすめですよ
またスパイスとの相性も良いので、スパイスを入れるマサラチャイにしてもおいしくいただけます。
ケニアについて詳しくはこちら↓
まとめ
- ミルクティーには「香りとコクが強く味が濃い」「香りがミルクと相性が良い」紅茶がおすすめ
- ミルクティーにおすすめの茶葉はアッサム・ウバ・アールグレイ
- チャイにもおすすめな茶葉はルフナ・ドアーズ・ケニア
ミルクティーは紅茶にミルクを合わせるシンプルな飲み方ですが、茶葉によっても味わいが驚くほど変わります。
濃厚な味わいのミルクティーや香り高いミルクティーなど様々です。
色々な茶葉で飲み比べて自分好みのミルクティーにカスタムしていくのも、ミルクティーの楽しみの一つでもありますよ。
こちらで紹介した茶葉以外にも、ミルクティーにしたらおいしい茶葉があるので、色んな茶葉で試してみてください。
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